●九州紀行
6月末の1週間、九州の作家さんを訪ねる旅に、フードコーディネーターの原敬子さんも
一緒に行ってまいりました。
フェリーで早朝に別府に着き、
湯布院経由で正島克哉さんの
移転した久留米へ
(雨上がりの湯布院)
筑後平野を望む丘陵地は
巨峰などの果樹園です。
その上の丘に正島さんの
新しいお住まいと工房が
あります。
元別荘だったというとても
落ち着いた住宅です。
お庭もどこまでが境界か
分からないくらい広く、
所々に置かれた作品がな
じんでいます。
9月の個展の時に並ぶ
作品が楽しみです。
仕事場です。
まこちゃんの定位置もこちら。
正島克哉さんと奥様の智恵さん
9月は、陶と智恵さんの布の作品の二人展になります。
智恵さんがお昼を用意してくださっていました。
枝豆のコロッケ、きんぴら、トマトサラダ、そして黒米ごはん。
うつわとおいしいごはん、お話も尽きず、なかなか腰の上がらない私たちでした。

このあと、正島さんと共に、津屋崎の岩田圭介さんの所に向かいました。
ちょっと付近で迷いな
がら、岩田さんの所に
到着です。
玄海灘の夕日を眺めな
がらビール、にぴった
りのロケーションです。
正島さんをご紹介。

お茶やビールを頂きな
がら、火にかけられる
器の土の話題や、九州
の作家さんたちの話な
ど、いろいろ。

大村剛さんたちも移
ってこられる予定です。

原さんは、岩田さんに
紹介していただいた、
吉富寿司さんへ最終日
に行ってこられました。
美智子さんの工房の一角
どこを切り取っても絵に
なってしまう・・・
がブくん 元気です。
この後、岩田さんの作品も置いていらっしゃる、海岸近くの星鈴音さんへ
普通の住宅地のなかに佇む、親しい知人宅のようなギャラリーです。
博多までいらっしゃったら、ぜひお寄りください。
http://www.galeria-selene.com/contents/main.htm
さて、次の日は佐賀県の作家さんを廻る旅。(強行軍でした。)
まず、福岡と佐賀の県境の三瀬峠の近く、小川哲男さんのところへ。
来年お正月の企画展のお願いに伺いました。
今までの窯の奥に新しい
登り窯もできていました。
蔵は作品のギャラリーに
なっていますが、長崎の
個展を控えて今は少し。
李朝の三島、粉引、白磁
に魅せられた小川さん。
薪窯ならではの、力強い
作品が並びます。
作品は、作家と作品のページをどうぞ
小川哲男
次は、唐津の藤ノ木土平
さんの工房へ。
ところが、山中で1時間
近く迷い、やっとたどり
着きました。
たいへん恐縮しながら、お昼をごちそう
になりました。
呼子のイカや雲丹、お魚を余すところ無く、
奥様がお刺身、煮魚などに料理して頂いた
絶品の数々は、写真を撮るのも忘れてしま
うほど。
(後で原さんの写真をお借りします。)
土平さんのところでも、
登り窯を新しくされてい
ました。
端正な仕事場です。
新しく普請したお茶室でお薄をいただきました。
最後は欲張って、原さんが絶大なファンである、有田の岩永浩さんのところまで行ってきました。
着いたのは、もう7時過ぎ。夕食時でしたが、暖かく迎えて下さいました。
関東で大変人気の岩永浩さんです。
これから、新しいおつきあいをさせて頂ければ幸いです。
http://www.hirocks.net/
古き良き時代の古伊万里
のモチーフを現代の器に。
染め付け一筋の作家です。

仕事場を拝見し、創作の
エネルギーに圧倒されま
した。
駆け足でしたが、本当に
良い旅になりました。
皆様、ありがとうござい
ました。
これからも、どうぞ宜し
くお願い申し上げます。
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